待望の国内デビューとなったHonda『CBR250RR』。《画像提供 ホンダ》

待望の国内デビューとなったホンダ『CBR250RR』。先行発売されたインドネシア仕様との相違点は多い。開発責任者である株式会社本田技術研究所 二輪R&Dセンター 河合健児さんはこう話す。

「日本仕様を語るうえでにポイントのひとつが専用のカラーリングです。デザイナーはカラートレンドを把握した上で、カラーリングコンセプトを成立させました。3種類用意し、日本とインドネシアでカラーリングコンセプトそのものに違いはありませんが、レッドとシルバーに関してはより日本のお客様に向けた色調を適用しています」

「レッドはカウリング、フレームともにCBR1000RRと同色とすることで、よりCBR-RRシリーズとしてのアイデンティティを表現しました」

「シルバーはインドネシアのダークトーンのカラートレンドに沿った色調から、あえて明るい色味に変更することでカウリングデザインのシャープさをより強調し、日本のお客様の趣向に合わせています」

「なお、日本のCBR250RRは熊本製作所での塗装とすることで、高水準の平滑度と光沢を持った塗装表面を実現しています」

「日本専用仕様としてもう1点。CBR250RRはライダーの車体コントロール性を最大化したメインフレームと、倒立フォークやアルミスイングアームなどバネ下重量の低減を図った足まわりの組み合わせにより、走りの感動を提供する車体をつくりあげているわけですが、このうち日本仕様のCBR250RRは市街地での快適性に加えてワインディングなど負荷の高いシュチュエーションでも、よりライディングに集中しやすい運動性能を発揮できるようラジアルタイヤの採用とサスペンションのセッティング変更をおこなっています」

「ラジアルタイヤの選定にあたっては、市街地での軽快なハンドリングと快適な乗り心地を犠牲にせず、ワインディングでも満足できる性能、さらに性能を長時間維持できるロングライフ性を求めてダンロップSPORTMAX GPR300を採用しました」

「これと組み合わさるフロント倒立サスはバネレートを上げ減衰力を高めることで、ハードブレーキング時などの過度なノーズダイブを抑え、よりスムーズなコーナリング移行に寄与します」

「またリアサスペンションもこれに合わせてセッティングを施すことで、ハイスピードでのコーナリング時に踏ん張りの効くしなやかな性能を提供します」

「これからなるリニアなハンドリングと足まわりの接地感により、ワインディングでのよりアクティブなライディングに配慮した足まわりを備えているのが日本仕様のCBR250RRです」

待望の国内デビューとなったHonda『CBR250RR』。《画像提供 ホンダ》 待望の国内デビューとなったHonda『CBR250RR』。《画像提供 ホンダ》 開発責任者、株式会社CBR250RR開発責任者、 本田技術研究所 二輪R&Dセンター 河合健児さん《撮影 青木タカオ》 ソードシルバーメタリック《画像提供 ホンダ》 マットガンパウダーブラックメタリック《画像提供 ホンダ》 ヴィクトリーレッド《画像提供 ホンダ》 待望の国内デビューとなったHonda『CBR250RR』。《画像提供 ホンダ》 待望の国内デビューとなったHonda『CBR250RR』。《画像提供 ホンダ》 待望の国内デビューとなったHonda『CBR250RR』。《画像提供 ホンダ》 待望の国内デビューとなったHonda『CBR250RR』。《画像提供 ホンダ》 待望の国内デビューとなったHonda『CBR250RR』。《画像提供 ホンダ》 待望の国内デビューとなったHonda『CBR250RR』。《画像提供 ホンダ》 待望の国内デビューとなったHonda『CBR250RR』。《画像提供 ホンダ》 待望の国内デビューとなったHonda『CBR250RR』。《画像提供 ホンダ》