愛知県で実施する予定の遠隔型自動運転システムなどを活用した実証実験

愛知県は、遠隔型自動運転システムなどを活用した実証実験事業を全国に先駆けて2017年度に実施すると発表した。

実証実験はアイサンテクノロジーに委託して、名古屋市、刈谷市、豊田市、岡崎市などの県内10市町で実施する。このうち、5市はモニター調査を実施する。実験にはアイシン・エィ・ダブリュ、アックス、スリード、ティアフォー、名古屋大学の5社1大学も協力、連携して取り組む。

愛知県は2016年度、県内15市町の協力の下、総延長約41km、総実走距離約2800kmという大規模な公道を使用した自動走行実証実験を実施した。実験では、実際に県民に乗車してもらったところ、自動走行に対する期待の大きさや社会的受容性の高さを確認できたとしている。様々な道路・交通環境下での実証実験を積み重ねたことで、高精度3Dマップに求められる機能確認、自動走行システムに関するノウハウ、知見の蓄積、技術の底上げにつながったとしている。