ドイツの高級車メーカー、BMWグループは6月1日、自動運転車の開発に関して、最新の取り組み状況を明らかにした。
BMWグループは2021年、自動運転車を市場に投入する計画。この目標に向けて、2017年は自動運転車の開発を、さらに強化する方針。具体的には、『7シリーズ』をベースにした自動運転プロトタイプ車を、2017年内に40台製作し、公道での走行テストを開始する。この7シリーズの開発には、パートナーのインテルとモービルアイが参画する。
7シリーズの自動運転プロトタイプ車は、米国、イスラエル、ドイツの3か国で、公道テストを実施する予定。高速道路と市街地の両方において、自動運転技術の適応性を確認していく。
BMWグループは、自動運転車が実用化されるためには、考えられるあらゆる運転状況において、安全かつ確実に動作し、他の道路利用者にとって予測可能な動きをする必要があると想定。理論的な計算では、あらゆる状況に確実に対応するために、公道で約2億4000万kmの走行試験が必要と判断している。
BMWグループは、「2021年に予定している初の自動運転車、BMW『iNext』の市販につなげていく」とコメントしている。
BMW、7シリーズ の自動運転車で公道テストへ…2017年内に開始
2017年06月05日(月) 16時45分
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