トヨタの米国の先進安全技術研究センター

トヨタ自動車は5月31日、米国の先進安全技術研究センターにおいて、自動運転やコネクテッドカー技術についての新たな研究、「CSRC ネクスト」を行うと発表した。

トヨタは2021年までの5年間に、先進安全技術研究センターにおける研究に対して、およそ3500万ドルを投資。主に4つの方向性で研究を進める計画。

1、さまざまな衝突形態に対応するための、センサーの高度化による予防安全・衝突安全技術の統合。
2、自動運転技術など、先進技術を搭載した車を、ドライバーのみならず、交通社会全体を見据えて、より使いやすく、より人間の感覚に合った車とするための開発モデルづくり。
3、ドライバーの心理状態や健康状態を具体的な数値で把握することで、より良いモビリティにつなげていく研究。
4、ビッグデータと安全の分析手法を活用して、より現実の交通環境に即した運転データを研究できるアルゴリズムやツールの開発。

トヨタは、「先進安全技術研究センターの自動運転技術開発のスピードを加速させるとともに、複雑さを増す新時代のモビリティと将来の社会のトレンドについても調査していく」とコメントしている。