歩行者エアバッグの展開の様子《撮影 雪岡直樹》

国土交通省は5月29日、2016年度の自動車アセスメント(JNCAP)の評価結果を公表。スバル『インプレッサ/XV』が日本初となる歩行者保護エアバッグの性能評価試験を受けたことで最高得点を更新し、衝突安全性能評価大賞および特別賞を受賞した。

JNCAPは、国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)による自動車の総合的な安全性能評価で1995年度より毎年公表している。衝突安全性能評価については、軽自動車2車種、乗用車7車種の計9車種について試験を実施。歩行者保護エアバッグを搭載したインプレッサ/XVが、199.7点を獲得、これまでの最高得点を10.0点上回り、衝突安全性能評価大賞およ特別賞を受賞した。このほか、トヨタ『プリウス/プリウスPHV』(183.6点)、トヨタ/ダイハツ『パッソ/ブーン』(179.2点)、トヨタ『ヴェルファイア/アルファード』(178.4点)、ホンダ『フリード』(177.2点)、日産/スズキ『セレナ/ランディ』(175.8点)の計5車種が最高のファイブスターを獲得した。

予防安全性能評価では、軽自動車5車種、乗用車17車種の計22車種について試験を実施。

トヨタ『プリウス/プリウスPHV』『クラウン アスリート/クラウン ロイヤル/クラウン マジェスタ』、レクサス『RX』『GS/GS F』、日産/スズキ『セレナ/ランディ』、日産『リーフ』、ホンダ『フリード/フリード+』、マツダ『アクセラ』、スズキ/三菱『ソリオ/ソリオバンディット/デリカD:2/デリカD:2カスタム』、スズキ/マツダ『ハスラー/フレアクロスオーバー』『スペーシア/スペーシア カスタム/スペーシア カスタムZ/フレア ワゴン/フレア ワゴン カスタムスタイル』『ワゴンR/ワゴンR スティングレー/フレア』、スズキ『イグニス』『スイフト』、スバル『フォレスター』『インプレッサ/XV』『レヴォーグ』『レガシィ』、ダイハツ/スバル『タント カスタム/タント/シフォン カスタム/シフォン』の19車種が最高得点を獲得した。

チャイルドシートは、乳児・幼児兼用6製品、幼児専用1製品を選び、前面衝突試験と使用性評価試験の2種類の試験を実施。前面衝突試験ではタカタ「チャイルドガード 1.0(幼児用)」およびピジョン「キュピオ(乳児用)」が、使用性評価試験ではカーメイト「エールベベ・クルット4s」が高い評価を得た。

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