#26 佐藤琢磨がインディ500を制覇。《写真 INDYCAR》

現地28日に決勝レースが行なわれた「第101回インディ500」で佐藤琢磨が優勝、日本人選手初の偉業を達成した。

レース最終盤、琢磨はこのレースで3度の優勝経験を誇るエリオ・カストロネベスとの戦いを制して先頭ゴール。挑戦8年目での悲願達成となった。琢磨は2012年にも優勝目前まで迫ったことがあったが、その時は取り逃がしており、5年ぶりに雪辱を果たす格好にもなっている。

インディ500はF1モナコGP、ルマン24時間レースと並ぶ世界3大レースのひとつ。日本人選手ではこれまでに関谷正徳と荒聖治がルマン(総合優勝)を制しているが、インディ500とモナコGPの優勝者はいなかった。

なお、琢磨のインディカー・シリーズでの優勝は13年ロングビーチ戦以来で通算2勝目。また、F1モナコGPを欠場してインディ500に挑んだフェルナンド・アロンソは終盤、マシントラブルと見られる状況で戦線を離脱している。

詳報は追ってお届けする(以上の順位と状況はレース終了直後のもの)。

スタート前の佐藤琢磨。《写真 INDYCAR》 インディ500を制した佐藤琢磨。《写真 Honda》