改善箇所(フォルクスワーゲン)

フォルクスワーゲングループジャパンとアウディジャパンは5月24日、フォルクスワーゲン『ゴルフ』『パサート』『ティグアン』やアウディ『A4』『A6』『A8』『A4』のエアバッグに不具合があるとして国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、フォルクスワーゲンが「パサートセダン 2.0/162kW」「パサートヴァリアント 2.0/162kW」「ティグアン 1.4/110kW」「ゴルフ GTI/162kW」「ゴルフ オールトラック 1.8/132kW」「ゴルフ GTI クラブスポーツ」「ゴルフR 2.0/206kW」「ゴルフ トゥーラン 1.4/110kW」「パサートセダン 1.4/110kW」「パサート ヴァリアント 1.4/110kW」「ゴルフ ヴァリアント 1.4/103kW」「ゴルフ 1.2/77kW」「ゴルフ ヴァリアント 1.2/77kW」「ゴルフ 1.4/103kW」「パサート ヴァリアント GTE」、アウディが「A6 オールロード」「A7 スポーツバック 3.0 TFSI クワトロ」「A6 3.0 TFSI クワトロ」「S6」「RS6 アバント」「A7 スポーツバック 2.0 TFSI クワトロ」「A6/A6 アバント 2.0 TFSI クワトロ」「A8 4.0 TFSI クワトロ」「S8 プラス」「A4 2.0 TFSI」「A4 1.4 TFSI」「A4 オールロード」「A4 2.0 TFSI クワトロ」で合計29車種、2016年9月15日から2017年1月16日に輸入された657台。

エアバックのインフレータ(膨張装置)およびシートベルトプリテンショナーにて、製造管理が不適切なため、点火剤が設計通り調合されていないものがある。そのため、衝突時にエアバックの展開およびシートベルトの弛みを巻き取ることができないおそれがある。

改善措置として、フォルクスワーゲンは運転者席エアバッグユニットを、アウディは助手席エアバッグユニットおよび左側カーテンエアバッグユニットを良品と交換する。また左右もしくはどちらか片側のプリテンショナー内蔵シートベルトを良品と交換する。

不具合および事故は発生していない。本国メーカーからの情報により発見した。

改善箇所(アウディ)