新型クオン試乗会 in 富士スピードウェイ≪撮影 中尾真二≫

UDトラックスは5月19日、パシフィコ横浜で5月24日から26日まで開催される自動車技術展、「人とくるまのテクノロジー展2017」に出展すると発表した。

同社は、主力エンジンの「GH11」をはじめ、進化した電子制御式オートマチックトランスミッション「エスコット・シックス」など、新型『クオン』に搭載された最新技術を紹介する。

GH11エンジンは、排気量が11リットル。ユニットインジェクターとコモンレールシステム双方の特長を生かした新たな燃料噴射システムを採用。吸排気系・ピストンの燃焼室形状の見直しなどにより、省燃費でパワフルかつクリーンを同時に実現していつ。全ての馬力帯において現行型比10ps向上するとともに、全車が重量車燃費基準+5%を達成した。

12段の電子制御式オートマチックトランスミッションのエスコット・シックスは、ハードウェアとソフトウェアの制御を最高レベルにまで高めたことにより、さらに正確で迅速なギアチェンジを実現。ストレート式のシフトパターンを採用し、より自然な操作性をドライバーに提供する。さらに、雪道や泥濘地での脱出性も向上させた。

先読み機能「フォアトラック」は、ECOモードでのクルーズコントロール走行時(60km/h以上)で作動。GPSを通じて一度走行した道路の勾配を、車両が記憶する。次回に同じ登降坂路走行する際、道路状況を先読みし、車速、エンジン回転数、補助ブレーキなどを自動制御し、省燃費運転に貢献する。

UDトラックス クオン