三菱自動車は5月19日、愛知県岡崎地区の研究・開発拠点「技術センター」を大幅リニューアル、中核となるオフィスビルや環境試験棟、風洞試験棟の建替え工事を開始した。
新オフィスビルは8階建てで、食堂や約700名収容の大ホールも備える。クロスファンクショナルな活動促進のため各フロア間の移動しやすさに配慮したレイアウトとし、コミュニケーション向上のため十分なミーティングスペースを確保。設計や開発、認証、試験などの社員約2000人が勤務する予定だ。
環境試験棟は−40度の極寒地や50度の酷暑地を再現し、車両試験を行う。新施設では太陽光や雪の結晶状態までが再現され、より自然に近い環境での試験が可能となる。また風洞試験棟は、車両の空力性能や環境性能、静粛性などをより向上させるため、実車走行状態を再現できるムービングベルト機能を備えた新たな大型風洞試験設備を整える。
リニューアル工事の投資額は約330億円で、オフィスビルと環境試験棟は2018年秋、風洞試験棟は2020年初めにそれぞれ完成予定。三菱自動車では、業務環境の改善や最新設備の導入により研究・開発能力を強化、次世代のクルマづくりへ向けハード面からも体制整備を進めていく。
三菱自、岡崎地区の研究・開発拠点を大幅リニューアル…330億円を投資
2017年05月19日(金) 14時00分
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