ヤマハブースのイメージ

ヤマハ発動機は、5月24日から26日にパシフィコ横浜で開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2017」に、同社独自の”鋳造技術”をテーマにブース出展を行う。

ヤマハ発動機の鋳造技術は、軽量かつ外観の美しさが求められるオートバイ部品、高い信頼性と耐久性を求められるマリンエンジン(船外機)、著しい進化と複雑な形状の具現化が必要な自動車用エンジンなど、多様な製品群に織り込まれている。1955年の創業以来、自主開発・自主生産を貫き、「品質のヤマハ」「デザインのヤマハ」という評価の下支えとなっている。現在は海外8か国で347台のグローバル標準機により、アルミ部品1万1600トン/月、鋳鉄部品1370トン/月を生産している。

今回は、世界初となるオールアルミ製の二輪車用エンジンシリンダー「ダイアジルシリンダー」をはじめ、「マグネシウムダイキャスト」「CFアルミダイキャスト」などを展示するほか、マリンエンジン用に専用開発したアルミニウム合金や各種鋳造技術の詳細を紹介。さらに二輪車やマリンエンジンのスケルトンモデルも展示し、“鋳造のエキスパート"としての同社の姿を紹介する。

MT-09(二輪車)の鋳造部品(展示予定) ディーゼルエンジン用のアルミニウムシリンダーヘッド オールアルミ製の二輪車用エンジンシリンダー(ダイアジルシリンダー) 軽量マグネシウムキャストホイール(ダイキャスト鋳造) 二輪車用リヤアーム(CFダイキャスト)