15日午後4時20分ごろ、福岡県筑紫野市内の市道で、自転車に乗っていた小学生とみられる男児と、交差進行してきた軽乗用車が衝突する事故が起きた。男児は意識不明の重体。警察はクルマの運転者から事情を聞いている。

福岡県警・筑紫野署によると、現場は筑紫野市隈付近で幅員約4mの一方通行路。丁字路交差点に横断歩道や信号機は設置されていない。小学生とみられる男児は自転車に乗って交差道路から進入してきたところ、左方向から交差進行してきた軽乗用車と出会い頭に衝突した。

衝突によって自転車は転倒。男児はドクターヘリで病院へ搬送されたが、頭部強打などで意識不明の重体。クルマを運転していた同市内に在住する66歳の女性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞いている。

現場は国道200号の高架沿い。男児の自転車は高架下から進行してきたため、クルマ側からの見通しが悪かったという。警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、男児の身元特定を急ぐとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。