トヨタ車体ブースイメージ

トヨタ車体は、5月24日から26日の3日間、パシフィコ横浜で開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2017」に出展し、環境および福祉に関する製品・技術を紹介する。

環境分野では、スギの間伐材を強化繊維として利用し、燃可塑性樹脂と組み合わせることで難燃性や軽量化に寄与する難燃性射出材料「TABWD/タブウッド」を展示。今回は、これまで採用されている『アルファード/ヴェルファイア』ハイブリッド車のエンジン周辺ワイヤーハーネスプロテクターに加え、タブウッドを幅広く活用してもらえるよう、カラーバリエーションのサンプルや成形サンプルを初展示する。

また、燃料電池車『MIRAI』の燃料電池スタックの発電効率を高める3次元的な微細格子構造を持つプレス部品「3Dファインメッシュ」と、燃料電池スタック内の空気極側で空気と冷却水を分離するセパレーターNo.1も展示する。

福祉分野では、昨年6月より『ハイエース/レジアスエース』のウェルキャブに採用されている「車いすリフトユニット」を展示。介護者が使いやすいだけでなく、車外でシートベルトを装着でき、リフトの昇降時間も短く、揺れが少ない安定した動きにより、車いすの人も快適に乗降できる。

トヨタ車体は、6月28日から名古屋で開催される「人とくるまのテクノロジー展」にも出展を予定している。

左からスギ微細繊維、TABWD/タブウッド、ワイヤーハーネスプロテクター 3Dファインメッシュ流路 トヨタ・レジアスエース・ウェルキャブ 車いす仕様車 Fタイプ(2WD 2000ガソリン)(ホワイト)