IIHSのBMW5シリーズ新型の衝突テスト

米国IIHS(道路安全保険協会)は5月12日、新型BMW『5シリーズセダン』の衝突安全テストの結果を明らかにした。最高評価の「2017トップセーフティピック+」を獲得している。

IIHSの「トップセーフティピック」を獲得するには、前面衝突、側面衝突、追突想定、スモールオーバーラップ衝突、ロールオーバー(車両転覆)の各耐衝撃性能試験のすべてにおいて、最高の「Good」評価となるのが条件。また、前面衝突予防評価において、「ベーシック」を獲得することも要求される。

さらに上の「トップセーフティピック+」を獲得するには、トップセーフティピックの耐衝撃性能試験での最高評価とともに、前面衝突予防評価で「アドバンスド」、「スーペリア」のいずれかの獲得が必要になる。また2016年からは、ヘッドライト性能評価が導入され、「Good」、「Acceptable」のいずれかの獲得も必要。

新型5シリーズセダンは、スモールオーバーラップ衝突テストにおいて、ドライバーの生存空間を充分に確保。フットレストの室内への侵入も、およそ13cmにとどめた。エアバッグとシートベルトも、ダミー人形の動きを適切に抑える。

また、新型5シリーズセダンには、自動ブレーキを含む2種類の衝突回避システムをオプション設定。IIHSは「前面衝突予防評価は最高のスーペリア。ヘッドライトの性能評価は、オプション装備の場合、最高のGood」とコメントしている。

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