日産自動車は5月11日、2017年3月期(2016年4月〜2017年3月)の連結決算を発表した。
それによると、売上高は11兆7200億円(前年同期比−3.9%)、営業利益は7422億円(−6.4%)、経常利益は8647億円(+0.3%)、純利益は6635億円(+26.7%)。7期ぶりの減収、4期ぶりの営業減益となった。
連結売上台数は、562万6000台(+3.7%)。市場別内訳は、国内が55万7000台(−2.6%)、北米が213万台(+5.9%)、欧州が77万6000台(+3.0%)、中国が135万5000台(+8.4%)、その他地域は80万8000台(−3.3%)だった。
北米や中国、西欧などでの好調な販売で、前年並みの販売台数をキープしたものの、円高が大きく影響。前年度同様の為替レートで算出すれば1兆0241億円(+29.1%)となったはずの営業利益は3.9%減の7422億円と大きく落ち込んだ。
今期の業績見通しは、売上高11兆8000億円(前年比+0.7%)、営業利益6850億円(−7.7%)、純利益5350億円(−19.4%)とした。
日産自動車、円高影響で4期ぶりの営業減益 通期決算
2017年05月11日(木) 16時45分
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