タカタは5月10日、2017年3月期(2016年4月〜2017年3月)の連結決算を発表した。

それによると、売上高6625億3300万円(前年同期比−7.7%)、営業利益389億5800万円(−7.5%)、経常利益は430億円(+22.1%)、最終赤字は795億8800万円(前年同期は130億7500万円の赤字)だった。

売上高は、米国の子会社の一部売却や円高が影響して7.7%の減収となった。営業利益は日本、欧州、アジアで増益となったものの、米州での減益が影響し、7.5%のマイナス。経常利益は為替差益が寄与し、22.1%の増益となったが、エアバックリコール問題で米国司法省との司法取引に関連する損失975億4500万円を計上した結果、795億8800万円の最終赤字となった。

今期の業績予想については、売上高6200億円(前期比−6.4%)、営業利益215億円(−44.8%)、経常利益210億円(−51.2%)、最終損益は90億円の黒字とした。