米国に本拠を置く自動車部品大手、ボルグワーナーは5月8日、改良新型メルセデスベンツ『Sクラス』に、同社の電動コンプレッサーが採用された、と発表した。
改良新型メルセデスベンツSクラスでは、直列6気筒ガソリンエンジンが復活。この3.0リットル直6ガソリンエンジン用に、ボルグワーナーが電動コンプレッサーの「eBooster」を供給する。
eBoosterは、48V仕様の電動で駆動するコンプレッサー。ボルグワーナーのターボチャージャーと組み合わせて、eBooster技術を使用する。ボルグワーナーによると、燃費と低速トルクが向上し、ターボラグを感じることなく、アクセル操作に即応した過給が可能になるという。
eBoosterでは、ブラシレスDCモーター、耐久性のあるサマリウムコバルト磁石、高効率なパワーエレクトロニクスを搭載。さまざまなハイブリッド車や内燃機関に対応する。
ボルグワーナー・ターボシステムズのフレデリック・リサルド社長は、「最先端の eBooster技術により、直列 6 気筒エンジンで従来の大型V8に匹敵する性能を実現した。eBooster技術は、エンジンの小型化により、ハイブリッド車と内燃機関において、燃費効率を5〜10%改善できる」と語っている。
メルセデス Sクラス 改良新型、電動コンプレッサー採用…アクセル操作に即応
2017年05月08日(月) 17時56分
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