ISDE日本代表チームが、初お披露目…エンデューロ世界大会《撮影 稲垣正倫/Enduro. J》

全日本エンデューロ選手権を控えた前日、5月6日に広島県テージャスランチにて、2017年のエンデューロ世界大会であるISDE(インターナショナルシックスデイズ)に派遣する日本代表チームがお披露目された。

2010年以来、7年ぶりの日本代表チーム結成にエンデューロファンが集まり、4名のライダーに祝福を送った。昨シーズンチャンピオンで日本のエンデューロを牽引している鈴木健二は「まだ体も作れていないですし、これから3カ月かけて期待に沿えられるような走りができるよう、頑張っていきます。ISDEは中途半端な走りでいけるようなものではありません、他の国も真剣に戦っている場であって、他の3名も真剣に戦って欲しい。中途半端なら、行かなくていいと思う」と思い切り檄を飛ばした。

ISDEは、バイクのオリンピックと形容される国同士の戦いの場。6日間の日程で、厳しいルートを走破するテクニックと、タフさが要求される。国代表とは別に、各国の「クラブチーム」とよばれるアマチュアが一同に会し、600台以上のオートバイがしのぎを削る。

個人に対しては、成績別にゴールド、シルバー、ブロンズメダルが与えられるが、日本ではまだゴールドメダルライダーを輩出できておらず、エースの鈴木は悲願のゴールドを獲りにいくと宣言。日本代表としては、5カ年計画で世界ランクを上げていくことが発表された。

日本代表ライダーは以下の通り。

鈴木健二
YAMAHA WR250F E1クラス 2016年ランキング1位

内山裕太郎
YAMAHA WR450F E2クラス 2016年ランキング2位

前橋孝洋
KTM 250EXC-F E1クラス 2016年ランキング3位

滑川勝之
KTM 500EXC-F E3クラス 2016年ランキング6位