豊田自動織機は4月28日、2017年3月期(2016年4月-2017年3月)の連結決算を発表した。
それによると、売上高は2兆2504億円(前年比+0.3%)、営業利益は1229億円(−8.7%)、経常利益は1771億円(−4.5%)、純利益は1255億円(−31.4%)。営業減益はリーマンショックの2009年3月期以来、8期ぶり。
主力のフォークリフトやカーエアコン用コンプレッサーは、販売数こそ順調だったが、為替変動による影響で減収となった。しかし、車両組立事業では『ヴィッツ』や『RAV4』の増加により増収。エンジン事業もKD型ディーゼルエンジンは減少したものの、GD型ディーゼルエンジンの増加により増収となった。
収益は、原価改善活動の推進や減価償却費の減少、売上構成の変動などがあったものの、為替変動による影響や人件費増加などにより減益となった。
今期の連結業績見通しは、売上高1兆8500億円、営業利益1350億円、税引前利益1880億円、純利益1300億円とした。なお、同社は2017年3月期の有価証券報告書における連結財務諸表から、国際会計基準(IFRS)を任意適用することとしており、2018年3月期の連結業績予想はIFRSに基づき作成している。
豊田自動織機、リーマンショック以来8期ぶりの営業減益 通期決算
2017年05月02日(火) 11時45分
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