欧米の自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は4月27日、2017年第1四半期(1〜3月)の世界新車販売(出荷ベース)の結果を公表した。総販売台数は114万5000台。前年同期比は1.2%のプラスだった。
市場別実績は、北米が60万9000台にとどまり、前年同期比は6.2%減。このうち、米国は前年同期比8%のマイナスだった。ジープ『コンパス』のモデルチェンジや、ダッジ『ダート』およびクライスラー『200』のモデル廃止の影響が出る。
南米は10万1000台にとどまり、前年同期比は1%のマイナス。主力のブラジル市場が、引き続き落ち込んだ影響を受けた。
アジア太平洋地域は第1四半期、6万6000台を販売。前年同期比は24.5%増と増えた。中国がジープブランドの好調により、牽引役を果たす。『チェロキー』、『レネゲード』、コンパスの3車種の投入の効果が大きい。
欧州および中東、アフリカは、34万台を販売。前年同期比は11.8%増だった。このうち、欧州市場では第1四半期、市場シェアを0.3ポイント伸ばし、7%を獲得。フィアット『ティーポ』やアルファロメオ『ジュリア』『ステルヴィオ』が支持されている。
FCA フィアット・クライスラー 世界販売、1.2%増の114万台…中国が牽引 第1四半期
2017年05月01日(月) 11時00分
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