世界初公開されたTLX-Lプロトタイプ。年内に中国市場で販売される予定だ。

4月19日からのプレスデーを皮切りに28日まで開催されている上海モーターショーで、ホンダはロングホイールベース化したアキュラ『TLX-Lプロトタイプ』をワールドプレミアした。市販モデルは2017年内にも中国で発売する予定となっている。

「TLX-Lプロトタイプ」のベースとなっているのは、ホンダがアキュラブランドで販売しているミドルサイズラグジャリーセダン「TLX」で、ロングホイールベース化によって後席スペースを拡大して快適性を向上させた仕様となっている。また、ミリ波レーダーやカメラを組み合わせた自動緊急ブレーキ、渋滞時の前車追従機能を備えたアダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシストなどの運転支援システムの搭載も予想される。

フロント周りは中国市場で存在感を示すダイヤモンドペンタゴングリルと独創的なデザインのLEDヘッドライトの組み合わせ。見た目にもダイナミックなテイストが印象的で、スポーツテイストを感じさせるアッパーミドルセダンとなっている。一方で、ハードウェアの詳細は明らかにされなかったが、ベース車の北米版は直列4気筒2.4リッターi-VTECエンジンやV6を搭載している。

アキュラブースではその他、2017年6月にマイナーモデルチェンジを予定している『MDX』も同時に発表。中国専用モデルのコンパクトSUV『CDX』に艶消し塗装を施したスペシャルモデル、『NSX』なども出展された。

居住性を高めた中国市場向け専用モデルとして発表されたTLX-Lプロトタイプ。 アキュラのプレスカンファレンス アキュラのプレスカンファレンス 今年6月にマイナーチェンジ予定のMDXも初公開された 今年6月にマイナーチェンジ予定のMDXも先行公開された プレスカンファレンスではNSXを中心とした“走り”のイメージビデオが流された プレスカンファレンス終了後、記念写真に臨む本田技研工業の代表取締役社長八郷隆弘氏と広州汽車集団の董事長曽慶洪氏。 上海モーターショーのアキュラブース。NSXや艶消し塗装したCDXも出展されていた