新聞ウォッチ

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。


2017年4月26日付

●今村復興相更迭、震災「東北でよかった」、また失言 福島選出の吉野氏後任(読売・1面)

●日本郵政純損失400億円、豪子会社減損、決算初の赤字(朝日・3面)

●教えて、高齢ドライバー、認知機能低下早期把握へ(朝日・7面)

●三菱自、日産との連携に足場、インドネシアに新工場(朝日・8面)

●日産が高性能のスポーツ車拡大(毎日・7面)

●クルマの未来、スバル快走、環境規制が影(産経・11面)

●「再配達なし」なら割引、ヤマト運転手負担減で検討(東京・6面)

●「空飛ぶ車」? 水上限定米ベンチャー年内発売(東京・6面)

●就職人気首位の企業、理系・ソニー、文系・全日空(日経・14面)

●ホンダ、中国でEV生産、来年投入、環境規制に対応(日経・14面)

●「無限」社長が再審申し立て、脱税事件で有罪(日経・42面)


ひとくちコメント

アクセル・ブレーキやハンドル操作が不要な自動走行のクルマなど、これまでの常識を超えた未来系のクルマ開発が脚光を浴びる中で、米国のベンチャー企業がドローンのように空中を飛ぶ、1人乗りのバイクのような飛行機のような次世代の、まるで夢のような乗り物を開発したという。

試作品をインターネット上の動画で公開したのは、グーグルの共同創業者ラリー・ペイジ氏が支援する「キティホーク」というベンチャー企業。きょうの東京などが共同配信の記事として伝えているが、米メディアは「空飛ぶクルマ」と名付けて一斉に取り上げたそうだ、

それによると、水上バイクに8つのプロペラを取り付けたような形状で、電動でプロペラを回転させ、湖の上をドローンのように数メートルの高さに浮上し、前後左右に飛行したり、垂直に上昇、下降も自由自在にできるそうだ。

乗り物は一人乗りで車体重量は約100kgで、40km/h程度の速さで走行できるという。正式名は『キティホーク・フライヤー』と呼ぶそうで、価格は不明だが、年内に米国で発売する計画という。ただ、米航空当局からは安全上の理由から、飛行が可能な地域は、混雑していない湖の上などでの利用に限定されるそうだ。

日本では、『空飛ぶタイヤ』という企業小説が話題になったことがあるが、「空飛ぶクルマ」を開発しているような話は聞いたことがない。

これはライト兄弟がキティホーク近くのキルデヴィルヒルズで飛ばしたフライヤー=飛行機のレプリカ(2003年の100周年イベント) (c) Getty Images