「全国通学路指導一斉取締り」が12日、東京都内の通学路でも実施された。新入学を迎えた児童生徒らを守るための通学路に限定した取締りだったが、逮捕者も出た。

警視庁が発表した道路交通法違反の検挙件数は600件。特に重点的な取締りが必要な重点通学路206路線を選んで実施されたもので、違反者に通学路に対する安全意識が欠如していることを示している。

最も多かった違反は、通行禁止違反478件。通学時間帯に通学路を走行することができないことに関する違反だ。ほかにも、通学路であるにも関わらず信号無視9件、歩行者妨害3件、一時不停止13件、携帯電話使用等2件などがあった。

さらに、無免許運転も3件も検挙された。うち1件は現行犯逮捕された。

この取締りに警視庁は、通学路のない丸の内署と東京空港署を除く100署、706人を動員した。