11日午前7時20分ごろ、大分県日田市内の国道212号で、徒歩で横断歩道を渡っていた76歳の男性に対し、交差進行してきたトラックが衝突する事故が起きた。男性は収容先の病院で死亡。警察はトラック運転者の男を現行犯逮捕している。

大分県警・日田署によると、現場は日田市花月付近で片側1車線の直線区間。横断歩道はあるが、信号機は設置されていない。76歳の男性は徒歩で横断歩道を渡っていたところ、交差進行してきたトラックにはねられた。

男性は近くの病院へ収容されたが、全身強打に伴う出血性ショックなどが原因で約2時間後に死亡。トラックを運転していた福岡県久留米市内に在住する31歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。男性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。

死亡した男性は「春の全国交通安全運動」に関した啓発活動のために現場へ向かっていたという。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。