CVT7

ジヤトコは、ステップATとCVT(無段変速機)のグローバル累計生産台数が、2017年3月末に1億台に達したと発表した。

内訳はステップATが約6500万台、CVTが約3500万台。1967年、同社の前身の一つである日産自動車吉原工場で生産を開始して以来、50年間で1億台を達成した。

同社は1967年4月、最初のステップATとなるFR車用3速AT「3N71」を「ダットサン サニー1000」向けに日産吉原工場で生産開始。1989年には、世界初の電子制御FR車用5速ATを量産化し、世界中でステップATの多段化が加速するきっかけをつくった。ジヤトコはその後FF車用6速AT、FR車用7速AT、FRハイブリッド車用7速ATを次々と市場へ投入してきた。

CVTでは、1997年に世界初の2リッタークラス金属ベルト式CVT「F06A」を「プリメーラ」向けに量産化し、CVT時代の幕を開けた。その後、中型FF車用CVT「JF011E」や軽・小型車用の副変速機付CVT「Jatco CVT7」など、燃費性能に優れた数々の製品を市場へ投入。CVTのパイオニアとして業界をリードしてきた。