マツダ CX-5《撮影 宮崎壮人》

新型『CX-5』の受注が好調だ。2月販売開始から約1か月(3月5日時点)の累計受注台数が1万6639台で、計画台数の約7倍。

試乗して実感するのはインテリアの質感の高さ。エクステリアデザインも先代より洗練された印象だが、運転席に座ると、このクオリティの高さが受注実績に結びついていると納得する。

特に最上級の「XD Lパッケージ」と「25S Lパッケージ」は、ホワイトの本革シートを装備するため室内が明るくて華やかな雰囲気。クルマ好きの人だけでなく、購入をためらう奥さんもインテリアを見れば心がゆらぐはず。

こうした数値ではなかなか表しにくいクルマの雰囲気作りが、最近のマツダはうまくなった。

上級グレードばかりでなく、「XDプロアクティブ」と「25Sプロアクティブ」、「20Sプロアクティブ」の仕上げもいい感じだ。ホワイトレザー仕様に比べると華やかさはないが、センターコンソールから続くブラックのニーレットパッドの仕上げは美しいし、インパネやドアトリムにはステッチが施され触感も上質。

惜しいのはステアリングスイッチの操作感。本革巻きのステアリングはいい触感だが、スイッチのクリック感をもう少し洗練させたい。

ディーゼルの走りは先代同様、余裕にあふれている。レスポンスがよく、アクセルを踏み込むと伸びのいい加速感が味わえる。高速道路のロングドライブに最適で、追い越しでも少し右足に力を込めるだけでスッと前に出ることができ、その加速感も気持ちのいいものだ。

新型はディーゼルとガソリンも基本的にパワートレーンに大きな変更はないが、室内の静粛性が高められているのも高級感を感じさせるポイントになっている。これは侵入するノイズの反射音である残響を内装が効果的に吸収することで減衰を実現した。

今回はディーゼルと、ガソリンの2.5リットルと2リットルに試乗したが、コストパフォーマンスが高いと感じたのは20Sプロアクティブ。高速道路での余裕はディーゼルにかなわないが、日常使うには20Sプロアクティブで十分。約269万円で緊急自動ブレーキは歩行者にも対応し、ACCは停止保持付きの全車速対応だから休日の大渋滞でも疲れずにドライブできる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

丸山 誠|モータージャーナリスト/AJAJ会員
自動車専門誌やウェブで新車試乗記事、新車解説記事などを執筆。キャンピングカーやキャンピングトレーラーなどにも詳しい。

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