トヨタ・プリウス

国土交通省は3月29日、2016年末時点で販売されている乗用車の燃費ベスト10を発表。普通・小型自動車ではトヨタ『プリウス』、軽自動車ではスズキ『アルト』がそれぞれ低燃費トップとなった。

国交省では、自動車ユーザーの省エネルギーへの関心を高め、燃費性能の優れた自動車の開発・普及を促進するため、毎年、燃費の良い乗用車のベスト10とともに、自動車の燃費性能を評価した「自動車燃費一覧」を公表している。

2016年末時点で販売されている自動車のうち、最も燃費(JC08モード燃費値)の良い乗用車は、普通・小型自動車では40.8km/リットルのプリウス、軽自動車では37.0km/リットルのアルト(OEMのマツダ キャロル)だった。

また、車両重量に応じて設定される2016年度燃費基準の達成レベルが最も高い乗用車は、普通・小型自動車では達成率249%のホンダ『オデッセイ』、軽自動車では達成率169%のアルト(キャロル)だった。

なお、2015年度に販売された乗用車の平均燃費は21.6km/リットルで、前年度から約0.5%低下。車両重量が軽く、相対的に燃費が良い車両区分の出荷比率が低下したことが要因と考えられる。

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