今年も7月27〜30日に鈴鹿サーキットで開催される「コカ・コーラ鈴鹿8時間耐久ロードレース第40回記念大会」で、王座奪還を狙うMuSASHi RT HARC PROはMoto2で活躍中の中上貴晶を起用することを明らかにした。
2007年から世界ロードレース選手権に挑戦を開始し、昨年はMoto2クラスで悲願の初優勝を獲得。今年もIDEMITSU Honda Team ASIAからフル参戦し、最高峰クラスであるMotoGPへのステップアップを目指している。その一方で鈴鹿8耐への参戦経験もあり、2010年にはMuSASHi RT HARC PROで清成龍一、高橋巧と組んで優勝を飾っている。
今回は開幕戦カタールGPとスケジュールが重なっているため会場に来ることはできなかったが、鈴鹿8耐への意気込みを語ったビデオメッセージが集まった報道陣や大会関係者、ファンらに公開された。
そこで中上は「ここ数年、鈴鹿8耐にはMotoGP・Moto2で活躍する選手がエントリーしていて、とてもハイレベルな戦いになっているように感じています。今年もライバルメーカーは強力なライダーを連れて来ると思いますが、僕もホンダを代表する一人のライダーとして良い走りをお見せしたいです。ホンダでは鈴鹿8耐での優勝を機に、世界チャンピオンになった先輩方がたくさんいます。僕もその一人になれるよう、開幕戦から結果を残し、最高の形で鈴鹿に乗り込みたいと思います」と意気込みや、鈴鹿8耐への思いを語った。
MuSASHi RT HARC PROは、一昨年にケーシー・ストーナー、昨年はニッキー・ヘイデンと世界チャンピオン経験者を起用し注目を集めた。中上以外の布陣について本田重樹監督は、全日本ロードレース選手権でも活躍中の高橋巧の起用も発表。3人目については強力な助っ人となりうるライダーの起用を目指し準備を進めている模様。
今年も本命視されているYAMAHA FACTORY RACING TEAMの強力なライバルとなりそうだ。
【鈴鹿8耐2017】ホンダ、3年ぶりの王座奪還へ…MuSASHi RT HARC PROがMoto2中上貴晶を起用
2017年03月24日(金) 19時45分
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