なでしこ銘柄

日産自動車は3月23日、同社が女性活躍推進に優れた上場企業「なでしこ銘柄」に選定されたと発表した。

なでしこ銘柄は、経済産業省が東京証券取引所と共同で、2012年度より選定・発表しているもので、東証一部、東証二部、マザーズ、JASDAQの上場企業が対象。同社の選定は、なでしこ銘柄選定開始以来5年連続となる。

日産自動車は、2004年に多様性(ダイバーシティ)推進の専任組織を立ち上げ、「女性のキャリア開発支援」を重点課題として取り組んできた。女性従業員を対象としたキャリア開発会議や能力開発のための研修、および、メンタリングなどの機会を提供。その結果、2016年4月での国内の女性管理職比率は9.1%まで上昇した。

また2015年には、一日8時間の業務時間を意識することで生産性を上げ、従業員の健康、仕事、私生活を充実させることを目的とした働き方改革「Happy8」をスタート。その一助となる「在宅勤務制度」の活用実績を増やす取り組みを行っているほか、今年2月からは毎月最終金曜日に15時退社を推奨する「ハッピーフライデー」も導入。今回の選定では、これらの取り組みが高く評価された。