フォルクスワーゲンのターボディーゼル「TDI」エンジン

米国で販売した一部ディーゼル車に、排ガス試験を不正に逃れる違法なソフトウェアを搭載していたフォルクスワーゲン。同社が裁判において、その罪を認めたことが分かった。

これは3月10日、米国ミシガン州デトロイトの連邦地方裁判所で行われた裁判で明らかにされたもの。フォルクスワーゲンが排ガス不正について、その罪状を認めている。

フォルクスワーゲンが一部ディーゼル車に搭載していたソフトウェアは、アクセルの動きやスロットル開度などの情報から、排出ガステストを受けていることを察知。試験の時だけ、排出ガス浄化機能をフル稼働できる巧妙な仕掛けが施されたものだった。

その半面、通常の走行時の排出ガス浄化機能は、大幅に低下。米国EPA(環境保護局)によると、排出ガス中の有害物質のひとつ、NOx(窒素酸化物)は、最大で米国の排出ガス基準の40倍にも達するという。

デトロイトの連邦地方裁判所で行われた裁判では、フォルクスワーゲンが詐欺などの罪について、罪状を認めた。なお、この問題ではすでに、米当局との間で和解が成立している。