ラリー・モンテカルロ表彰台

世界ラリー選手権(WRC)開幕戦ラリー・モンテカルロの競技最終日デイ4が22日、モナコを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racingのヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC)が2位でフィニッシュ。トヨタは18年ぶりのWRC復帰戦で、マニュファクチャラーズ選手権ランキング2位となった。

ラリー・モンテカルロの最終日のデイ4は、モナコの北側に広がるフランスの山岳路がステージ。2本のコースを各2回走行する全4SSの合計距離は53.72kmと短く、さらに、SS16が観客の安全確保ができないという理由によりキャンセルされたため、最終的に3本のSSで戦われた。ラリー・モンテカルロでは最終日に「何か」が起きることが多く、とくにチュリニ峠は、過去に多くの上位選手がリタイアした難所だ。

ラトバラは、2番手のマシンがトラブルで遅れたこともあり、前日よりひとつ順位を上げ、トヨタのWRC復帰戦を2位で締めくくった。また、ユホ・ハンニネンはパワーステージに指定された最終のSSで3番手タイムを刻み、ボーナスのドライバーズポイントを獲得、総合16位で完走した。

トミ・マキネン(チーム代表)
今シーズンを開発の年ととらえていたので、ラリー・モンテカルロは期待をはるかに上まわる結果となった。SSは路面状態が一定ではなく非常に難しい走行条件だったが、選手たちはうまく対応してくれた。

嵯峨宏英(チーム副代表)
本当に嬉しい。もっと後に、この想いに至るだろうと思っていた。沿道で2台の走りを見守った時「トヨタ! トヨタ!」「ガズー! ガズー!」という声援が聞こえ、胸が熱くなった。

ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)
今日のSSはタイヤに気をつけて走った。最後のSSは積雪によりグリップがあまり感じられなかったので慎重に行った。2位を走っていたオット・タナク選手は頑張っていたので、最後にトラブルで遅れてしまったことは残念だ。ラリー・モンテカルロでの私の過去のベストリザルトは2位だが、新しいチーム、新しいマシンでふたたび2位に入れたことを誇りに思う。

ユホ・ハンニネン (ヤリスWRC #11号車)
今日のSSはコース上のどこに雪や凍結箇所があるのかを見極めることが難しかったので、とにかく注意して走った。ヤリスWRCはニューカーにも関わらず大きなトラブルは起こらず、速いペースで走ることができた。

ラリー・モンテカルロ デイ4の結果
1位:セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(フォード・フィエスタ WRC) 4時間00分03.6秒
2位:ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ(トヨタ・ヤリスWRC) +2分15.0秒
3位:オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ(フォード・フィエスタWRC) +2分57.8秒
16位:ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム (トヨタ ヤリスWRC) +32分16.8秒
(現地時間1月22日17時00分時点のリザルト)

次戦のWRC
2017年のWRC第2戦は、2月9〜12日のラリー・スウェーデン。コース全体が雪と氷に覆われ、ラリーカーは長いスタッド(スパイク)が埋め込まれたスノータイヤで走行する。スタッドが雪面をとらえるため、平均速度はWRCの中でもむしろ高いほうだ。気温は時にマイナス20度前後まで下がり、クルマにとっても選手にとってもハードだとの定評がある。

ラトバラ / ヤリスWRC #10号車(ラリー・モンテカルロ、デイ4) ラトバラ / ヤリスWRC #10号車(ラリー・モンテカルロ、デイ4) ラトバラ / ヤリスWRC #10号車(ラリー・モンテカルロ、デイ4) ハンニネン / ヤリスWRC #11号車(ラリー・モンテカルロ、デイ4) ハンニネン / ヤリスWRC #11号車(ラリー・モンテカルロ、デイ4)