太田国土交通大臣、カンボジアのフン・セン首相と会談

カンボジアに出張中の太田国土交通大臣は8月15日、プノンペンで、フン・セン首相や関係閣僚と会談した。

太田大臣とフン・セン首相は、インフラ整備を含む両国の協力関係を進めるため、幅広い分野で意見交換した。

太田大臣は、建設中のネアックルン橋をはじめとする南部経済回廊の整備、港湾の改善、防災などの分野で協力を進めた意向を表明、同時に航空協定の実質合意を受けた直行便就航により観光交流の拡大を目指したいとした。

フン・セン首相は、政治経済にわたる国づくりに対する日本の支援に謝意を示したうえ、南部経済回廊の一環として高速道路整備、両国友好の象徴である「日本橋」の修復を重視していると述べた。また、両国直行航空便によって双方向の交流が拡大することに期待感を示した。

トラム公共事業運輸大臣は、カンボジアの経済発展と国民生活向上のため、「日本橋」の修復、自動車の検査登録システムの改善、南部経済回廊をはじめとした道路ネットワーク整備、シハヌークビル港の荷役効率の改善について、日本に協力を求めた。

太田大臣は、カンボジアとメコン地域の発展を推進し、人々の安全安心を確保するため、これらの事案を含めて両国間の協力関係を進めていく考えを示した。双方は、インフラ整備における協力関係を強化する協議議事録に署名した。

タオン観光大臣との会談では、双方向での観光交流拡大のため、航空ネットワークの充実、プロモーションの推進、ビザ緩和などが重要との認識で一致した。タオン大臣からは、環境に配慮した観光、地域の発展に貢献する観光などに対する、日本からの協力に期待が示された。双方は、観光交流促進に関する意見交換を継続的に実施することで一致し、協議議事録へ署名した。

このほか、マオ民間航空庁長官との会談では、両国間での航空協定の実質合意を歓迎、直行便の早期開設を期待するとともに、両国間の航空関係を発展させるため、航空管制分野を含む幅広い協力を進めていくことが重要との認識で一致した。

双方は、両国の航空関係強化に関する意見交換を継続的に実施することについて一致し、協議議事録への署名した。航空協定の正式発効前だが、今秋に両国間の直行便の就航をタイとカンボジアの企業が計画している。