米国ニューヨークのタクシー、イエローキャブとして運行を開始した日産 NV200T

日産自動車の米国法人、北米日産は10月29日、『NV200T』が米国ニューヨークのタクシー、「イエローキャブ」として、運行を開始したと発表した。

日産NV200T (日本名:『NV200バネット』のタクシー仕様)は、米国ニューヨーク市の「タクシー・オブ・トゥモロー」プロジェクトで選ばれた1台。フォードモーターの『トランジットコネクト』、トルコの自動車メーカー、カルサン社の『V1』を抑え、ニューヨーク市民の一般投票などを経て、未来のタクシーに選出されたのが、日産NV200T。

NV200Tのイエローキャブ仕様は、タクシーに求められる快適性を追求。それに加えて、次世代タクシーに相応しいコネクティビリティや、観光客向けのエンターテインメント装備を充実させている点が特徴。

室内は、大人4名の乗客に十分な居住性と、荷物スペースを確保。スライドドアには補助ステップと手すりが装備され、乗降性が高められた。床はフラット設計。ナビゲーション表示もできる巨大なモニターを装備。また、後席乗客専用のエアコン&ヒーター調整システムを導入。パソコンなどが接続できるUSBポート、ニューヨーク中心部にそびえ立つ摩天楼が見渡せるパノラミックルーフも採用された。

日産はニューヨーク市に、NV200Tのイエローキャブ仕様を10年間に渡って、独占的に納入することが決定済み。生産はメキシコのクエルナバカ工場において、8月下旬から開始されている。

北米日産によると、10月23日、NV200Tは最初の運行として、JFK国際空港で乗客を乗せ、ニューヨーク中心部まで走行。10月18日に日産の販売店から納車されたNV200Tが、イエローキャブの歴史に新たな1章を刻んだ。日産自動車のアンディ・パーマー上級副社長は、「NV200Tがマンハッタン周辺で運行を開始したことに興奮している。ニューヨーク以外の新しい市場にも、NV200Tが導入されることを期待したい」と述べている。

NV200 NYタクシー(参考画像)《撮影 吉田瑶子》