15日午前6時50分ごろ、神奈川県横浜市旭区内の市道で、出発前の路線バスに包丁を持った73歳の男が乗り込み、運転手を人質にして一時バス車内に立てこもる事件が起きた。約30分後に運転手が男を取り押さえ、警察は監禁と銃刀法違反の現行犯で逮捕している。

神奈川県警・旭署によると、現場は横浜市旭区上白根町付近。バスは現場のバス停が始発となっており、発進待機していたところ、客を装った高齢の男がバスに乗り込み、46歳の男性運転手に包丁を突きつけた。男は乗っていた客5-6人に「降りろ」、運転手には「ちょっと進んで、警察を呼べ」などと脅した。

運転手は客が降車した後、男の指示通りに約50m進んで停止。通報を受けた同署員が出動し、後に駆けつけた男の家族とともに説得していたが、約30分後に運転手が男の隙を見て包丁を奪い取った。この直後に署員がバスに突入し、男を監禁や銃刀法違反の現行犯で逮捕している。運転手にケガはなかった。

逮捕されたのは現場近くに住む73歳の男。認知症の疑いがあり、警察では責任能力の有無を含めて家族から事情を聞くとともに、事件発生の経緯を詳しく調べている。