引退特別セレモニーで送り出されるセバスチャン・ローブ《写真提供:Getty Images》

10月10日、先週末に行われたラリーフランスでWRCを引退したセバスチャン・ローブが、数千人の観客を集めたレース後の特別セレモニーで、9年間の思い出を語った。

ローブは彼にとって最後となるラリーで溝に落ちて車を横転させ、表彰台に立つことはできなかったが、予定外のセレモニーで集まったファンや関係者達に見送られることとなった。

「ダニエル(副ドライバー)の最後のペースノートは、『右、150、8、きつい、180++』で、僕達が屋根を下にして終わった時、『ヴォイラ(それだけ)』という言葉だった」とローブはアクシデントについて語った。

満員となった会場では、ローブと彼の副ドライバーの偉大なる達成記録がフィルムで紹介され、前シトロエンの指揮官などを含む彼のWRCのキャリアでカギとなった人物達が慰労の言葉を送った。そしてローブの最初のラリーの車であるシトロエン・サクソが展示された。

「僕にとって最高の瞬間は、僕がラリーの勝利とチャンピオンを同時に獲得した2010年のラリーフランスだった。それはこのアルザスでラリーが行われた最初の年で、最後のステージは僕のホームタウンだった。それは数年前には想像さえできなかったことで、自分の友人やファン、家族達の前で成し遂げたことは、とても素晴らしかった」とローブは語った。

来年にシトロエンから世界ツーリングカー・プログラムに移行するローブは、ワールドラリーカーを運転するスリルを懐かしくなるだろうことを認めた。

「無論、僕は(ラリーを)懐かしく思うだろう。スライドやジャンプ、信じられないようなセンセーションは、他のレースでは持つことができないWRCの車によって得られるユニークなフィーリングだ」と彼は付け加えた。

引退特別セレモニーで送り出されるセバスチャン・ローブ《写真提供:Getty Images》 引退特別セレモニーで送り出されるセバスチャン・ローブ《写真提供:Getty Images》 引退特別セレモニーで送り出されるセバスチャン・ローブ《写真提供:Getty Images》