日本代表の菅原健二さん(R-M ベストペインターコンテスト13)《撮影 吉田瑶子》

フランス・クレルモンで開催中の国際 R-M ベストペインターコンテスト13。出場選手18人は3日間で全6種目の競技を個々に行う。順序は選手によって異なり、R-Mリフィニッシュコンピーテンスセンター(RCC)内の各ブースや専用の室内で同時進行する。

競技中も通訳やサポートを行うBASFの担当者が同伴可能で、日本代表の菅原健二さんにはBASFジャパンの清水健一氏が付いた。

競技内容は以下の通り(菅原さんが実施した順)。

1.Plastic repair
あらかじめ傷の付けられたプラスティック樹脂のバンパーに、サフェーサー(下地)までを塗装する。使用する道具や工程は選手自らが考え臨む。健康や安全への配慮も点数に反映される。

2.Efficient application(効率的塗装)
バンパー及びフェンダーをクリアコートまで塗装し仕上げる。使用量や膜厚、時間等がポイントとなり、いかに効率良く作業をこなせるかが評価対象。バンパー部分は修復部分が分からないように馴染ませる技術を用いる。

上記2つの競技が配点の50%を占める「実技」試験。日常の作業工程と、トレーニングの成果が最も如実にあらわれる種目。

3.Colour reading
塗装されたパネルに対して、用意された12枚のカード(塗板)の色がどのように変化しているかを答える(明るい、暗い、正面は暗いが透かしは赤い…など)。非常に似通った色を、的確に見極める目が必要。

4.Colour retrieval(カラーリサーチ)
5枚のパネルが準備され、それと同じ色のカラーマスターカードを約8000枚の中から、BASFの検索システムを用いて検索する。時間内にソフトウェアを使いこなす技術もなければならない。

この2つのカラーに関する競技配点は全体の30%。

5.Consultancy task(工程管理)
ボディショップにおけるレイアウトが3点表示される。調色室の場所、導線や非常口の位置、工場全体を責任者が見渡せるか…など、その中から最も効率的に作業が進められるものを選択し、理由を5分間でプレゼンテーション。更に現場の写真2枚の写真を見比べ、正しくない点を指摘する間違い探しの競技もある。菅原さんはこの種目で、2位に10点以上の差を付けるトップの点数を記録した。

6.Paint related task
3種類の状態が異なるパーツ(交換用パネル、ダメージ付き、下地処理済み)が提示され、その状態から完成させるまでにどの道具を使うかを、工程も考慮しながら選択。全部で80品目ほどをえらばなければならない。

全競技を終え、現時点で日本代表の菅原健二さん(新和自動車)は88.4点。1位ノルウェーに0.1ポイント差で迫る第2位だ。配点の高い実技の点数がまだ発表されていないため、優勝も十分に可能性がある。

菅原さんは「最終日の2種目も淡々とこなすことが出来た。塗装に至るまでの工程を重視する種目で、技術だけでなく全体を把握する能力も必要とされるのだと感じている。ベストは尽くしたので、あとは結果を待つのみ」とコメントした。

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