エアー・ウォーターの軽自動車タイプLPガス電源車《撮影 山田清志》

エア・ウォーターはこのほど軽自動車タイプの移動電源車を開発、「危機管理産業展(RISCON)2013」に初披露した。これはLPガスを使用するもので、最大9.8kW(約3世帯分)の発電が可能だ。

開発するきっかけは言うまでもなく東日本大震災である。「当時、すべてのライフラインがストップし、そのうえガソリンや灯油もしばらくの間手に入らずに大変だったわけですが、LPガスが比較的手に入りやすかったのです。しかも、多くの家庭にLPガスのボンベがありました。それで、LPガスを利用した“動く発電所”を開発してみてはどうかと考えたのです」と同社関係者は説明する。

そして、約6カ月の開発期間を経て電源車が開発した。それは最大100kW(約40世帯分)と強力だが、大型トレーラーで運ぶコンテナタイプで、重量は6.7t。暴風雪による室蘭・登別の大規模停電の際、大活躍したものの、「大きすぎる、もっと小型のものをつくってほしい」という声が多くでた。また、価格も4050万円と高かった。

そこで、小型なものをと、軽自動車タイプのLPガス電源車を開発したわけだ。「非常に小回りがきくので、イベントなどにも使えると思います。音も非常に静かです」と同社関係者。価格も800万円と、コンテナタイプのものよりも格段に安い。そのため、すでに関心を示している自治体が多いそうだ。

エアー・ウォーターの軽自動車タイプLPガス電源車《撮影 山田清志》 エア・ウォーターのコンテナタイプLPガス電源車《撮影 山田清志》