CEATEC 2013《撮影 山内博》

CEATEC13に出展したロームのブースでは、同社が製造しているLEDヘッドランプとLEDリアコンビネーションランプが目を引いた。

ロームはLED素子そのものと、LEDを制御する基板の双方を開発・製造できるのが特徴で、国内外の自動車メーカーに納入している。

ところでLEDヘッドランプは何故あんなに青白い色なのか。とても演色性(えんしょくせい:物の色を美しく見せる光の性質)のよい色だとは思えない。この疑問にロームのブース担当者は「メーカーさんの指定です。あの色にせよ、との注文なので、我々サプレイヤーとしては無条件に従っている。LED素子の色自体は、3原色の素子ができたので、好きなように、どのような色のLEDランプも作ることができる。LEDヘッドランプの色が青白いのは、クールで先進的なイメージと従来のヘッドランプとの差別化をメーカーさんが目指しておられるのでしょう」との回答だった。

また、自動車の内装用LEDランプの色については、海外メーカー、特にベンツとBMWの注文がはっきりしており「我が社の内装用LEDランプは、この色調、色温度にしてくれ、それ以外はダメという具合に、メーカー別の色の好みが明確」だという。

現状のLEDヘッドランプの色は、青白いクールな色調がほとんどで、一目でLEDとわかるが、LEDヘッドランプが当たり前の時代が来れば、車種毎のイメージ、雰囲気に合わせて、いろいろな色が登場することもあり得る。さらに、ドライバーの感情に合わせてヘッドランプの色を走行中に可変制御できるようになることも夢ではない。

そうなれば、「俺は急いでいるから先に行かせてくれ!」「もう疲れてきたから、どこかで休憩したい」など、ヘッドランプの色でドライバーの感情を表明することも可能だろう。