【ボルボ 2014年モデル 発表】“ビジョン2020”に向けた自転車事故回避システム

ボルボ・カー・ジャパンが発表したXC90を除く2014年モデルに導入した「歩行者及ひサイクリスト検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム」。前方を走る自転車を検知し、ふらつきや障害物回避のために自車との衝突が避けられないと判断した場合に、1Gの急制動をかける最新のアクティブセーフティだ。

この開発コンセプトはどのようなものなのか。

ボルボ・カー・コーポレーションのシニアセーフティマネージャーの要職にあるヤン・イバーソン氏は、「当社では、2020年までにボルボの新車が関わる交通事故死者・重傷者ゼロを目指す“ビジョン2020”を掲げて技術開発に取り組んでおり、様々な交通事故の事例データを50年近くにわたり収集・分析している。近年はアクティブセーフティの向上により年追うごとに事故死者の減少を見ているが、まだゼロではなく、まだまだ課題がある」と説明する。

日本での交通事故死傷者の事故率は歩行者(36%)、ドライバー(21%)についで二輪車(16%)となっており、事故被害を低減するためには二輪車への対応が重要という認識のもと、今回のサイクリスト検知機能を実装したという。

同システムは、フロントグリル内に組み込まれたミリ波レーダーやフロントガラスに装着されたデジタルカメラおよび赤外線レーザー、コントロールユニットによって構成される。ハードウェアの性能向上に加え画像認識のアルゴリズムを改良し、カメラとレーダーによる高精度な検知を実現した。

サイクリスト検知機能は、車両速度が50km/h以下で、自転車と車が同方向、または静止している状態でなおかつ相対速度(速度差)が15km/h以下である場合に自動ブレーキによる衝突回避が可能。なお、自転車の検知には、リアに置かれる反射板が地面から70cm以上の高さにあることが条件だ。通常の大人用自転車であればほぼ認識するという。

イバーソン氏は、「(自転車だけでなく)モーターサイクルの検知・衝突回避についてもイェテボリのR&Dセンターで研究を続けている。革新的なセーフティシステムの投入は、車両の開発と同時に進めるのではなく、実装できるものから積極的に装備していく。ビジョン2020の実現に向け、今後の安全技術の進化スピードはより速くなっていくだろう」と今後の見通しを説明した。

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