BMW320i xDrive Touring Modern撮影:島崎七生人

思わず写真に収めたが、テールゲートのガラスハッチが単独開閉可能なのはBMW『3シリーズ ツーリング』の特徴のひとつ。だがヒンジ部分の見るからに堅牢そうな凝った造りは、このクルマがいかに“機能”を大事にしているかを伝えてくる。

「セダンより広いわね」とは試乗車の後席に座った家人のコメント。確かに背もたれはやや硬めながら、座面はセダン同様に広く的確な座圧分布で身体を支えてくれ、かつ頭上、横方向の余裕があるのもツーリングの特権だ。21.5万円と値は張るが、オプショの「電動パノラマ・ガラス・サンルーフ」も、ロングルーフを活かし開放的なガラス面積が気持ちいい。

ラゲッジスペースも使いやすい。日常の買い物に便利なフックも備える。前述のガラスハッチも有効だが、バンパー下に足をかざせばゲートが自動で開く機能も。またゲート内側のハンドル部の“奥”には、手元を照らす照明が組み込まれている。機能的でスマートなデザインだ。

試乗車はツーリングのラインアップにも加わった4WDモデル。184ps/27.5kg-mの2リットルの4気筒・直噴ターボ+8速ATで、もちろん不満のない走りをみせる。試乗車の前/後軸重は830/860kgとなっていたが、FRのセダンと乗り較べると、シャープな身のこなしは幾分か控えめ。その代わり、しなやかさはそのままに、よりヒタッと安定感の高い走りっぷりが実感できた。相変わらず、こういうクルマがファミリーカーならシアワセだろう…と思わせられる1台。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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