トヨタ、カイル・ブッシュ《画像 Getty Images》

NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第12戦「Michigan National Guard 200」が8月17日、ミシガン・インターナショナル・スピードウェイで開催された。

トラック・シリーズにおけるミシガンは、2004年、トヨタが同シリーズに参戦を開始して、初の勝利を飾った記念すべきコースであり、以来“トヨタ タンドラ"は3勝を挙げている。その一方で、今大会スポット参戦するカイル・ブッシュは過去6回トラック・シリーズでのミシガン戦に出場し、2位3回、3位1回と好走しながらも未勝利。このジンクスを破ることができるかに注目が集まった。

16日の2度の練習走行を経て、17日9時35分から予選開始。ランキングトップのマット・クラフトンが6番手、Ky.ブッシュが7番手、ジョーイ・コールターが9番手につけ、9台の“トヨタ タンドラ"が決勝へと進んだ。

予選の後、カップ・シリーズの練習走行を経て、12時50分に2マイルオーバルを100周(200マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタートした。

コース幅の広いミシガンならではの4ワイドバトルが展開され、1周目からいきなりイエローコーション。7周目に再スタートが切られると、クラフトンが2位で首位争いを展開、その後からペターズ、Ky.ブッシュらが第2グループで追う形となった。

16周目にこの日2度目のイエローコーション。今大会は、最低2回は給油が必要となるため、このタイミングで全車給油のピットイン。Ky.ブッシュとクラフトンが2列目に並んで21周目に再スタートが切られた。Ky.ブッシュの前走車のペースが上がらず、Ky.ブッシュは行き場を失う形でポジションダウン。時速300kmを越える超高速接近戦の中で、一気に10位まで後退。

26周目、3位争いを展開していた車両が突然スピン。直後で5位、6位を走行していたジョニー・ソーターとダレル・ウォレス・JR.はこれを避けられず、共に壁にクラッシュしてしまった。

33周目、2位で再スタートを切ったKy.ブッシュは好ダッシュで一旦首位に立つも、翌周抜き返されるという、激しい首位争いを展開。先行を許したKy.ブッシュは諦めず、テール・トゥ・ノーズで首位に車両を追い、45周目についに首位を奪還した。

56周目にコース上の異物によりこの日4度目のイエローコーションが出され、全車ピットへ。前半戦を通してトップ3をキープしていたクラフトンが、ピット作業時のタイヤ処理でペナルティを科され、首位と同一周回最後尾の18位まで後退。Ky.ブッシュは4本タイヤを交換したため、2本交換の車両の先行を許し2位で再スタート。

65周目、6位を走行していたジョン・ウェス・タウンリーが単独スピン。どこにも接触はしなかったものの、イエローコーションとなり、タウンリーは18位へ後退。

76周目には13位走行中のジャーマン・キロガがクラッシュ。79周目の再スタートでは、Ky.ブッシュが得意のダッシュを決めて首位を奪った。

残り20周で首位に立ったKy.ブッシュは、後続を引き離すまでには至らず、シボレー勢の猛追を受けることとなったが、何とか首位をキープ。チェッカーまで10周を切ったところで、14位走行中のブレット・モフィットが壁にヒット。破損した部品がコース上に散ったためイエローコーションとなり、レースは最後の6周で再スタートとなった。

最前列アウトサイドを選択したKy.ブッシュは再スタートで首位をキープしたが、残り4周で追い上げてきたシボレー勢に飲み込まれる形となり、惜しくも首位陥落。Ky.ブッシュは最後まで再逆転を狙いアタックを続けたが届かず、2位でチェッカー。ミシガンでのジンクス打破は叶わなかった。

ペターズが6位、スピンとペナルティでの後退から見事追い上げたタウンリーとクラフトンが7位、9位とトップ10フィニッシュを果たした。9位でフィニッシュしたクラフトンは、2位に50ポイント以上の差を付けてのポイントリーダーの差を守っている。

次戦第13戦は8月21日にブリストル・モーター・スピードウェイで開催される。

■第12戦 Michigan National Guard 200 決勝結果
1位:ジェイムズ・ブッシャー シボレー
2位:カイル・ブッシュ トヨタ
3位:タイ・ディロン シボレー
4位:ジョーイ・ロガーノ フォード
5位:ミゲル・パルド シボレー
6位:ティモシー・ペターズ トヨタ

■ドライバーズポイント
1位:マット・クラフトン トヨタ 464P
2位:ジェブ・バートン シボレー 413P
3位:ジェームス・ブッシャー シボレー 412P
4位:タイ・ディロン シボレー 402P
5位:ミゲル・パルド シボレー 391P
6位:ブレンダン・ゴーアン シボレー 390P

■マニュファクチャラーズポイント
1位:トヨタ 84P
2位:シボレー 83P
3位:フォード 61P
4位:RAM 30P

トヨタ、カイル・ブッシュ《画像 Getty Images》 トヨタ、カイル・ブッシュ《画像 Getty Images》 トヨタ、カイル・ブッシュ《画像 Getty Images》