トヨタ、マイケル・マクドウェル《画像 Getty Images》

8月17日、NASCARネイションワイド・シリーズの第22戦「Nationwide Children's Hospital 200」が米国北部オハイオ州レキシントンのロードコース、ミッドオハイオ・スポーツカー・コースで開催された。

ミッドオハイオは50年以上の歴史を持つ伝統のロードコースで、インディカーやアメリカン・ル・マンシリーズ等のスポーツカーレース、二輪ロードレースなどが開催されてきたが、NASCARの開催は初めて。

ネイションワイド・シリーズでは、前戦ワトキンス・グレンに続き2週連続の3戦目、今季最後のロードコース戦となる。同一週末にはミシガンでトラック・シリーズとカップ・シリーズが開催されているため掛け持ちドライバーはなく、シリーズレギュラーと、ロードコース・スペシャリストによる争いとなった。

初開催ということもあり、15日、16日にそれぞれ2回ずつの練習走行を行い、17日9時30分より、NASCARのロードコースフォーマットで予選開始。5台もしくは6台ずつ、8グループに分けてアタックが行われ、スポット参戦のマイケル・マクドウェルが自身キャリア2度目となるポールポジションを獲得。オーウェン・ケリーが3番手、ブライアン・ヴィッカーズが7番手、パーカー・クリガーマンが9番手で続き、14台の“トヨタ カムリ"が決勝へと進んだ。

予選に続き、14時53分に1周2.258マイルのロードコースを90周(203.22マイル:約330km)して競われる決勝レースがスタート。序盤はポールポジションのマクドウェルが首位を逃げ、ケリーも3位をキープ。7位のヴィッカーズと9位のクリガーマンが前走車とのバトルを展開、それぞれ一つずつ順位を上げた。

20周目にこの日最初のイエローコーションが出されると、2台を残して全車ピットへ。24周目に再スタートが切られたが、27周目に再びスピンした車両によりイエローコーション。先のコーションでピットインしたほとんどの車両はコースに残り、上位の順位は変わらなかったが、スピン車両のすぐ後方にいたエリオット・サドラーが巻き込まれ、修復のためにピットインを余儀なくされた。

30周目の再スタートでは、3位のマクドウェルにケリー、クリガーマン、ヴィッカーズと続き、4台の“トヨタ カムリ"がトップ2台を追う展開となった。まもなくマクドウェルが2位へとポジションを上げたが、中盤戦はコーションが連発。再スタートでの混乱と、終盤へ向けた給油戦略で順位が入れ替わった。

5位につけていたヴィッカーズは49周目の再スタート時に、接触でタイヤのパンクに見舞われ、グリーン下で緊急ピットイン、33位へと後退。51周目には、2位にいたケリーが第1コーナーでコースオフ。

フルタンクで最後まで走り切れる残り周回となる57周目あたりから、グリーン下でのピット作業開始。ここでサドラーはピットロード速度違反でドライブスルーペナルティを科されてしまった。

最後までピットインを引っ張った地元出身のチャド・ハッケンブラートが首位に立った63周目、20位前後を走行していたケニー・ハブルが他車と接触し、コースアウト。この日5度目のイエローコーションとなった。

残り24周で再スタートが切られると、終盤へ向けた激しい順位争いが各所で繰り広げられ、コースオフやスピンも発生したが、コーションは出されず。再スタートから10周ほどで、20位以下から猛烈な追い上げを見せたヴィッカーズと、15位再スタートのサドラーが共にトップ10圏内までポジション回復。マクドウェルが2位、ケリーが4位で首位逆転のチャンスを待った。

マクドウェルが首位の車両との差をじりじりと詰めていった終盤、ファイナルラップを示すホワイトフラッグが振られる直前に、ハブルが第11ターンでコースオフし、イエローコーション。レースは4周延長され、“グリーン・ホワイト・チェッカー"の2周スプリントで決されることとなった。

マクドウェル2位、ケリー4位で再スタートが切られると、ケリーは好ダッシュで3位へ浮上。マクドウェルとテール・トゥ・ノーズで更に上位を伺ったが、ファイナルラップに入ってすぐに、ケリーは後続と接触でスピンし、痛恨のコースアウト。

最終的にはマクドウェルが2位、ヴィッカーズが5位、サドラーが6位でチェッカーを受けた。この結果、サドラーがランキング2位に浮上。6戦連続でのトップ5フィニッシュという快進撃を続けているヴィッカーズも、ランキング5位は変わらないものの、2位のサドラーとは5ポイント差という僅差のタイトル争いとなっている。

次戦第23戦は8月23日、ブリストル・モーター・スピードウェイで行われる。

■第22戦 Nationwide Children's Hospital 200 決勝結果
1位:AJ.アルメンディンガー フォード
2位:マイケル・マクドウェル トヨタ
3位:サム・ホーニッシュ・Jr. フォード
4位:マックス・パピス シボレー
5位:ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ
6位:エリオット・サドラー トヨタ

■ドライバーズポイント
1位:サム・ホーニッシュ・Jr. フォード 769P
2位:エリオット・サドラー トヨタ 756P
3位:リーガン・スミス シボレー 754P
4位:オースティン・ディロン シボレー 754P
5位:ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 751P
6位:ジャスティン・アルゲイヤー シボレー 722P

■マニュファクチャラーズポイント
1位:フォード 150P
2位:トヨタ 147P
3位:シボレー 121P
4位:ダッジ 24P

トヨタ、マイケル・マクドウェル《画像 Getty Images》 トヨタ、マイケル・マクドウェル《画像 Getty Images》