鈴鹿1000km、GT500クラスのポールポジションを獲得したニスモGT-R。写真:MOBILITY LAND(7月の公式テスト時)

SUPER GTシリーズ第5戦「ポッカサッポロ1000km」は17日、三重県・鈴鹿サーキットで公式予選を行ない、GT500はMOTUL AUTECH GT-R、GT300はSUBARU BRZ R&D SPORTが、それぞれポールポジションを獲得した。

前日の2014年型GT500マシンお披露目に続き、シリーズ最長1000km戦の予選日を迎えた鈴鹿は、日本列島各所同様に猛暑。クラス別にQ1〜Q2を実施するノックアウト方式予選は午後2時から行なわれ、開始時の気温が約35度、路面温度は約47度という過酷な状況での戦いとなった(路面はもちろんドライ)。

GT500ではニッサン勢で唯一Q2(8台進出)に残った#23 MOTUL AUTECH GT-R(タイヤはミシュラン)がポールを得た。ここ2戦、Q1落ちを喫していた柳田真孝は「あの(Q1落ちした時の)感覚、雰囲気とかは本当にイヤ。今回は変なプレッシャーもあった」が、チームの吉田昌信エンジニアから「わるいイメージは捨てて、走っちゃいな。信じているから」という言葉で送り出してもらったそうで、「クルマもタイヤも良かったし、細かいところはともかく、いいアタックができたと思います」と、雪辱のQ1突破を果たす。そしてQ2では「タイム計測1周目に集中して、思い切りプッシュした」と言う相棒ロニー・クインタレッリがポールを決めた。2年連続王者となって、今季はニッサン本陣のニスモにペア移籍した柳田&クインタレッリは、開幕戦以来のポールからシーズン初勝利を狙う。

予選2位はホンダの#18 ウイダー モデューロ HSV-010(山本尚貴&フレデリック・マコヴィッキィ)で、ミシュランタイヤが1-2独占。3〜5位にはブリヂストン装着のレクサス勢が並び、3位が#36 PETRONAS TOM’S SC430(中嶋一貴&ジェームス・ロシター)、4位#38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路&平手晃平)、5位#6 ENEOS SUSTINA SC430(大嶋和也&国本雄資)という順位になった。

GT300では、CR-Z、BRZ等のJAF-GT規定車に対して、SUGO戦前の吸気リストリクター縮小化に続き、車高8mmアップという“2段階目の性能抑制策”が実施されている。それでも#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(ミシュラン)は、今季4度目のポールを獲得してみせた。山野哲也&佐々木孝太に今回は井口卓人も加えたドライバーラインナップで、陣営は悲願のBRZ初勝利を目指す。佐々木は「この3人とチームみんなの力で(今度こそ)必ず勝ちたい」と語っている。

予選2位は#3 S Road NDDP GT-R(星野一樹&佐々木大樹&ルーカス・オルドネス/ヨコハマ)、3位には#50 Exe Aston Martin(加納政樹&安岡秀徒&阪口良平/ヨコハマ)がつけた。3戦連続決勝2位で現在ポイントリーダーの#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀&中山友貴/ブリヂストン)は、JAF-GT車への性能抑制策に加えて、獲得ポイント×2kgのウエイトハンデが上限値100kg寸前の98kgとあってはさすがに厳しいか、Q2進出(13位まで)を逃して14位だった。

およそ6時間の戦いとなる決勝は、明日(18日)午後12時30分にスタート。173周、1000kmのマラソンレースは日没時刻前後にチェッカーを迎え、表彰式では恒例の花火も打ち上げられる予定となっている。

ポール獲得を喜ぶニスモの柳田&クインタレッリと鈴木豊監督。 真夏の長距離戦、ポッカサッポロ1000km。 GT300のポールはスバルBRZ。左から山野、佐々木、井口。 今季5戦中4戦でポール獲得のスバルBRZ。写真:MOBILITY LAND(7月の公式テスト時) スバル陣営は佐々木孝太(中央)の参戦100戦を3戦遅れ(103戦)でお祝い。 GT500のポールは、シリーズ3連覇を目指す柳田&クインタレッリ。 GT500予選2位のウイダー モデューロ HSV-010。 GT500の予選3位、PETRONAS TOM'S SC430。 GT300で予選2位につけたS Road NDDP GT-R。写真:MOBILITY LAND(7月の公式テスト時) GT300予選3位はアストンマーティン50号車。 やはり猛暑となった鈴鹿サーキットで公式予選が実施された。