F1 オーストラリアGP 2013のようすGetty Imeges

ロータス:183ポイント(キミ・ライコネン134pt/ロマン・グロージャン49pt)

ロータスの2013年のスタートは理想的だった。ライバルの多くが新しいピレリタイヤの扱いに苦労する中、キミ・ライコネンが開幕オーストラリアGPで余裕の2ストップストラテジーを成功させて、楽勝に近い勝利を手に入れたからだ。

ロータスE21とピレリタイヤのマッチングが際立つ一方で、ライコネンというドライバーのポテンシャルがピークに達していることも、ロータスをタイトルチャレンジャーと判断する上で重要なファクターだろう。その後ライコネンは5回も2位フィニッシュに持ち込んだが、ポディウム最上段の再現はない。

では、ロータスの勢いはいつ失われたのか? E21は土曜日の予選で最速を誇ったことが一度もない。いかにライコネンが前に立ちふさがるフィールドを切り開く技術に長けているとは言っても、優勝まで持ち込むのは容易なことではない。もうひとつ、シーズン前半のウェット性能も芳しくはなかったが最近では改善されてきている。

ロータスのタイヤに優しい特性はレースでの有利さを物語っていた。ストラテジーがあと一歩巧みで、尚且つ運に恵まれていたなら、2個目の優勝があってもおかしくはなかった。シーズン後半のロータスが直面する最優先課題は予選結果の改善だ。

ドライビングの面では、夏休み前の段階で今季も全レースで連続ポイントを獲得しているキミ・ライコネンに対してこれ以上の注文はないはずだ。ロータスが来季もライコネンを引き止めたいことは間違いないし、ロマン・グロージャンのパフォーマンスにばらつきが目立つことを考えると、チームの事情は切実だ。

ただ、このグロージャンにしても、さまざまな批判はあるとしても天性のスピードは否定できないし、バーレーンとドイツGPの2度のポディウムは、彼の実力のほどを証明している。

テクニカルディレクターのジェームズ・アリソンを失ったロータスが今後の開発競争をどのように戦うのかはわからないが、この部分でライバルに大きく引き離されることがなければ、後はライコネンの安定したパフォーマンスを頼みの綱に、シーズン終盤までベッテル(レッドブル)を追撃することは可能だ。

2013年 ドイツGPで勝利したレッドブルのセバスチャン・ベッテル(左)とシャンパンをラッパ飲みするキミ・ライコネン《画像 Getty Images》 ロータスF1の2013年型マシン「E21」 ロータス時代のジェームズ・アリソン(中央)《画像 ロータス》 F1 オーストラリアGP 2013のようすGetty Imeges キミ・ライコネン(ロータス) F1 オーストラリアGP 2013のようすGetty Imeges F1 オーストラリアGP 2013のようすGetty Imeges