フォード クーガ「タイタニアム」《撮影 太宰吉崇》

ヨーロッパのメディアでの、最新欧州フォード車に対する”例外なき高評価”を知るにつけ、「是非とも早く乗ってみたいナ」と実は密かに期待をしていたのがこのモデル。

メーター内ディスプレイはもとより、音声での入力にまで英語力が要求される(!)という”ローカライズ無視ぶり”はちょっと残念だけれど、その乗り味の予想を遥かに超えた上質ぶりに、「なるほど、これは評判が良いのも当然であるはず!」と、大いに納得をさせられた。

スタート直後は「自然吸気の2.5リットルと同等」をイメージさせられつつも、速度が高まったり坂道に差し掛かると、思いのほかせわしなくATがシフトを繰り返して1.6リットルという排気量を意識させられる場面も皆無とは言えない”エコブースト・エンジン”が生み出すその動力性能は、「おおよそ想像が出来た通り」という印象。

しかし、そのフットワークの「しっとりしなやか」ぶりは、期待と予想を大きく超えた。フル電動化されたパワーステアリングがもたらすしっかりしたフィーリングも文句ナシだ。

かくして、ドライバーズシートに腰を下ろした当初は、直前やAピラー基部に生まれる死角の多さなどから”好感度”は今イチだったものの、テストドライブを終えた今の段階では「VWティグアンなどよりも遥かに走りは上質」と迷う事なく認定! 

こうなると、先般導入済みの『フォーカス』も、”スポーツ”ではなく”普通のグレード”で乗ってみたいし、最新の『モンデオ』や『フィエスタ』、ミニバンの『MAXシリーズ』などにも興味津々。

一方で、それならば「親戚に自信を持って薦められるか?」と問われると、やはり引っ掛かるのはディーラーネットワークの非充実ぶり。競合しない他の輸入車ブランドとタッグを組むなど、何か上手い解決策はないものか…。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★

河村康彦|モータージャーナリスト
自動車専門誌編集部員を経て、1985年よりフリーランス活動を開始。現所有車はポルシェ『ケイマンS』、スマート『フォーツー』、そしてVW『ルポGTI』(ただしドイツ置き去り)。

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