佐川急便、WWFプログラムで掲げたCO2削減目標を達成

佐川急便とWWFジャパン(世界自然保護基金ジャパン)は、佐川急便が2003年5月から参加しているWWFのクライメート・セイバーズ・プログラムで掲げた「2012年度までにCO2総排出量を2002年度比で6%削減する」目標を達成したと発表した。

同社の2012年度のCO2排出量は、基準年比9.29%減(33万2600トン)となり、目標である6%を大きく上回る削減を達成した。

2003年度以降、2012年度までに同社が削減したCO2排出量は累積で17万0400トン。これは乗用車約7万5000台が年間で排出するCO2に相当する削減量となる。

同社では、CO2排出量の少ない天然ガストラックを大量導入したほか、モーダルシフトの推進、エコ安全ドライブによる燃料消費の抑制、車両を使用せずに台車や三輪車などの人力による集荷・配達を行う「サービスセンター」の導入など、積極的にCO2削減に取り組んできた。これらの結果が今回の目標達成に結びついた。

同社が削減した燃料費、電気料金の合計を2002年度と2012年度を比較すると、約18億3300万円にのぼり、社会への価値(CO2排出量削減)と企業の価値(経費削減)とを両立させる、CSV(Creating Shared Value)を実現したとしている。

WWFジャパンの池原庸介気候変動・エネルギープロジェクトリーダーは「佐川急便の目標達成にいたるプロセスには、様々な含蓄があり、物流業界の温暖化対策の進展においても大きなマイルストーンとなる。今後は、物流システム全体を視野に入れた取り組みへと幅を広げてほしい」とコメントしている。

天然ガスなどの低公害車を積極的に導入 サービスセンターを活用して人力での集荷・配達 トラック輸送から鉄道を利用するモーダルシフトを推進