【スズキ ワゴンR 試乗】無駄をそぎ落とした走り、しっかり止まる衝突回避システム…諸星陽一

1993年に誕生、今年で20周年を迎えたスズキ『ワゴンR」 がマイナーチェンジ、燃費を向上したうえで安全装置のオプション設定などを行った。

試乗車は特別仕様車のワゴンR 20周年記念車。15インチのアルミホイール、専用のブラックメッキ・ヘッドライトに加え、標準車ではオプションとなる衝突軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナル、ESPが装備されている。

燃費向上のためにワゴンRがやったのは、エンジン内部の摩擦抵抗低減、パワートレインの協調制御、エンジンアンダーカバーの採用など。改良前の燃費は28.8km/Lで、これが30.0km/Lに向上している。クルマを走らせた感覚では、なにかが変わっているという印象は皆無。しかし、ドライブフィールを落とさずに燃費を向上しているのは大きな効果と言える。

ワゴンRはボディも軽く、エンジンも抵抗が少なく、乗っていて無駄のなさを実感できるところがいい部分。重量感のあるクルマばかりではなく、とにかく無駄を省いていくとクルマはこうなっていくと感じることができ、それに好感が持てる。

試乗は一般道で行ったが、そのほかに衝突軽減ブレーキと誤発進抑制機能を試すためのステージが用意されていた。どちらのシステムもレーザーレーダーにより制御されている。衝突軽減ブレーキは約5〜30km/hの速度域で約6m以内に先行車などがある場合に作動する装置。テストステージでの制動力は強力で、ギリギリで完全停止し衝突を回避できた。また、誤発進抑制機能は、前方の障害物を感知して発進を抑制する装置。前方に障害物があれば、エンジンの出力を制限して前に進めないようになっている。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

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