ホンダ フィットHV(プロトタイプ)

新型『フィット ハイブリッド』はフィットのイメージを踏襲するものの、スタイリングは更に進化し、”かっこいい”と思わず口に出る魅力的なデザインにまとめられていた。

36.4km/リットルとハイブリット最高の燃費をたたき出す、フィット ハイブリッドを試乗した。インテリアは現行とイメージは似ているが、センターパネルは流行のタッチパネルを採用(上級グレード)し新しさを見せ、より質感が充実している。

HVシステムはホンダで“SPORT HYBRID i-DCD”と呼ぶ1モーターに7速のデュアルクラッチトランスミッションを組み合わせたもの。奇数側のギヤのカウンターシャフトにモーターを備え、ミッションの二組のクラッチを利用してモーターのみの走行、エンジンのみの走行を可能にし、減速時の回生エネルギーをトヨタの“THS”並に効率よく回生出来ると言う、なかなか賢いシステムなのだ。

◆高い質感の静かな走り出し

左手にある赤いスターターボタンでシステム始動。「READY」が表示されるが、エンジンは始動しない。L型の「スポッ」と手に馴染む短いセレクターレバーをDレンジに入れる。アクセルを踏むとスーッと静かに品良く走り出してくれた。モーターのみの走行ですこぶる静か。質感の高さを感じる走り出しだ。更にアクセルを踏込むといつしか1.5リッターエンジンも助っ人している。殆どショックなしにアシスト。ミッションのクラッチ操作でよくこれだけコントロールさせたものだと感心する。 走行中、アクセルを抜くと直にエンジンは停止し切り離されて充電開始。IMA(現行型)方式ではエンジンがつれ回りしているのでエネルギーの回生高率が悪かったのだ。

◆癖のないハンドリング

電動パワステは素性がよく、操縦性は大人びていて、癖がなく違和感が無かった。現行モデルは激しいコーナリングに入るとややリヤのバッテリーの重さを感じるが、それもなく、しっとりとよく抑えられ、バランスの良いハンドリングに進化している。直進中のフラットな乗り心地も良く、走行ノイズも抑えられ、乗り心地も不満がない。

新型フィットハイブリットは最高の燃費をもたせ、またバイワイヤのブレーキのフィールとコントロールの良さも光る。0-400m加速の動力性能は17秒台、季節が7月だったので、4月にテストした『アクア』の16秒台よりやや大人しいのは気候のせいだろうか。とは言え、全体に質感が高く大人びたクルマに成長していた。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

津々見友彦|モータージャーナリスト
第1回日本グランプリに出場。日産、トヨタ、いすゞの元ワークスレーシングドライバー。現在はモータージャーナリストとして活躍。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。その他にポルシェクラブ・ドライビングスクールの講師も務める。趣味はハイスピードドライビング、モーターグライダー、パソコン。最近はデジカメと電気自転車に凝っている。

ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィットハイブリッド(プロトタイプ) ホンダ フィットハイブリッド(プロトタイプ) ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィット(プロトタイプ) ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィットHV・RS(プロトタイプ) ホンダ フィットHV プロトタイプ ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィットHV(プロトタイプ) ホンダ フィットHV(プロトタイプ)