トヨタ豊田社長、「この3、4年で工場の景色が変わる」

トヨタ自動車の豊田章男社長は7月11日に都内で記者団と懇談し、国内外での組立工場の新設を凍結する方針に関連し、「工場の景色が(効率化などで)どんどん変わっていく。この3、4年はそうした時間にしたい」と語った。

豊田社長は超円高の是正などにより、今年度から「持続的成長へのスタートラインに立てた」との認識を示しているが、国内外での車両工場の新設は原則3年間凍結する方針を打ち出した。「黒字になったからお金を使うのでなく、賢く投資しなければならない」とし、既存工場の効率化を最大限引き出して、グローバルでの販売増に対応する方針。

既存工場は新工法の導入による改善や効率化により、ライン長の短縮や工場内物流の見直しなどが進むため、「景色」が変わると見ている。豊田社長は2009年の就任以来、「厳しいことばかりだった」だけに「工場の変化が、これから3、4年の楽しみになる」と話した。

トヨタ自動車 豊田章男社長《撮影 池原照雄》