アシックスの安全靴(オートサービスショー2013)《撮影 山田清志》

安全靴と言えば、重い、履きづらい、ファッション性の乏しいとイメージが強いが、アシックスのそれはそんなイメージとはほど遠い。カラフルで軽く、しかも歩きやすい。

もちろん安全靴としての機能は備わっている。つま先部分にはガラス繊維強化樹脂を使用し、物が落ちてきても怪我をしないようにしてある。また、靴底は耐摩耗性の強い特別な素材でグリップ力を高めているのだ。

アシックスは競技用シューズとしては世界有数のメーカーだが、そのノウハウが安全靴にふんだんに生かされているという。「ここ2年ぐらいの間に販売が急速に伸びています」と同社関係者は話し、履き心地について太鼓判を押す。とは言うものの、販売を開始した10年前はほとんど見向きもされなかった。

というのも、安全靴としての実績がなかったからで、知ってもらうために相当苦労したという。地道な活動を続けた結果、徐々に若い人に受け入れられるようになり、2年ほど前から一気に火がついたとのこと。

「でも、まだまだ知らない人が多い」(同社関係者)そうで、今後も認知度を上げていく努力をしていくという。そして、国内で安全靴としての確固たる地位を築き、ゆくゆくはスポーツシューズのように世界展開を図っていく計画だ。