4日午後11時30分ごろ、福岡県北九州市若松区内の国道199号を乗用車が暴走。複数のクルマへ故意に衝突したとみられる事故が発生した。最終的にはパトカー2台で挟み撃ちにして強制抑止。運転していた32歳の男を公務執行妨害などの現行犯で逮捕している。

福岡県警・若松署によると、逮捕された山口県下関市内に在住する32歳の男が運転する乗用車は北九州市戸畑区川代1丁目付近にある若戸大橋料金所を高速度で突破。対岸の若松区内に入ってからは国道199号などで暴走を繰り返した疑いがもたれている。男は信号待ちをしていたクルマの運転者に対して「カネを出せ」と要求。要求を断られると、故意にクルマをぶつけて逃走したという。

警察には「当て逃げされた」といった内容の通報が相次ぎ、同署がパトカーを出して捜索したところ、該当するとみられるクルマを発見。停止を命じたが、体当たりするなどして逃走した。このため前後を2台のパトカーで挟み撃ちにして、強制的に抑止するという作戦を実施。5日午前0時ごろに若松区修多羅付近で抑止に成功し、運転していた男を公務執行妨害や器物損壊の現行犯で逮捕した。男は一般車両7台とパトカー2台に当て逃げしたとみられている。

逮捕当時、男は極度の興奮状態だったが、アルコール分の検出はされなかった。逃走中には蛇行運転や逆走も行っており、警察では脱法ハーブや違法薬物の摂取も視野に入れ、慎重に調べを進めている。